正月が来た、と思っていたらもう節分が終わってしまいました。
時の流れるのが早すぎて、頭の中がついていかない今日この頃。
先週末のご報告です。
1月31日(土)岐阜市にあるふれあい福寿会館で
「平成26年度岐阜高次脳機能障がいフォーラム」が開催されました。
午前中は岐阜県主催の講演会、午後からは岐阜県脳外傷友の会
主催の講演会がありました。
午前中の部は2演題あり、NPO法人えんしゅう生活支援netからの話と、
岐阜大学の障害者雇用の実際について話がありました。
当法人からの講演内容は各事業所(大きな木・ふたば)の簡単な紹介を
さらっとして、メインは退院後から、地域生活に移行する上での
当事者自身の視点や家族、医療福祉関係者の関わりのあり方など
について1時間程度お話をさせていただきました。
午後からは全国脳外傷友の会代表の東川さんのお話、
そして、愛媛の伊予銀行で障害者雇用として社会復帰を果たした
園部佳代子さんとお母さんのお話がありました。
聴講者は200人程度でしょうか、はっきりとはわかりませんが
家族会の方が中心で、その他医療福祉関係者、行政関係の方だと
聞いております。
講演後、高校生くらいの当事者の方が質問にきてくれました。
「今よりも、僕良くなりますか」緊張した面持ちで不安そうに声をかけてくれました。
「沢山経験する機会を得て下さい。たくさん相談できる人をつくってください
きっと今よりもっともっと良くなります」とお答えしました。
急にふっと表情がほころんで、「がんばります」目がきらっと輝いたのが
印象的でした。
後ろでお母さんでしょうか、お辞儀をされて微笑みながら下がっていかれました。
岐阜大学の取り組みもすばらしいもので興味を持ちましたし、
東川さんの長年の奮闘も十分ではないと思いますが知ることが出来ました。
園部さんの「自分の捉え方次第で人生幸せになれるんです」という言葉も
すごく元気をもらいました。
この日は寒く、岐阜という土地柄もあり小さな雪が一瞬舞うこともありましたが
来た甲斐があったなあと、満足感で帰宅しました。
今回の学んだことや、新しい情報、感動をまた今後に生かさればと思っております。
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